現在、漫画『呪術廻戦』本編にて、乙骨憂太は五条悟の肉体に乗り移って宿儺と対峙しています。
しかしながら、読者の間では早くも乙骨の死亡説が囁かれているようです。
なぜそのような説が浮上しているのでしょうか。
1-1. 五条悟の肉体で戦うリスクと代償
まず第一に、乙骨は現在、五条悟の肉体を使って戦っているという点が挙げられます。
五条悟の肉体を使うということは、それだけ大きなリスクと代償を伴うということです。
宿儺との戦いにおいて、乙骨自身の精神が肉体に及ぼす影響や、戦いによる肉体の損傷、そして術式使用の反動など、様々な危険が考えられます。
これらの要素が複合的に作用することで、乙骨の魂が致命的なダメージを受ける可能性は否定できません。
1-2. 里香ちゃんの「早く来ちゃダメ」発言…これは死亡フラグ？
そしてもう一つ、死亡説を後押しする要素として、特級過呪怨霊であった祈本里香の「あんまり早くこっちに来ちゃダメだよ」という発言があります。
この発言は、乙骨が里香と再会するという伏線として解釈されていますが、同時に「乙骨が早く死ぬ」という死亡フラグとしても捉えられているのです。
里香はすでに解呪され成仏していますが、現在は乙骨の外付けの術式となったリカとして存在しています。
なので呪術廻戦0の里香と現在のリカは全く別物です。
乙骨が死亡した場合、里香と再会する可能性は高いでしょう。
読者としては、再会を望む気持ちと、乙骨の生存を願う気持ちが複雑に交錯する状況です。
2. 乙骨憂太の生死を左右する重要人物「祈本里香」
乙骨憂太の運命を語る上で欠かせない存在、それは紛れもなく祈本里香でしょう。
かつて乙骨に憑りついていた特級過呪怨霊「里香」と、現在乙骨と共にいる外付けの術式「リカ」。
この2人の「里香」が、乙骨の生死を大きく左右する可能性があります。
2-1. 特級過呪怨霊「里香」と乙骨の深すぎる絆
乙骨と里香の関係は、単なる術師と呪霊の関係を超えた、非常に強い絆で結ばれています。
幼少期の約束、そして里香の死と呪霊化、そして呪術高専での日々。
様々な経験を経て、2人の間には特別な感情が育まれていきました。
乙骨にとって里香は、守るべき存在であると同時に、心の支えでもあったのです。
2-2. 解呪された「里香」と式神「リカ」…その違いとは？
前日譚『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』において、乙骨は里香を解呪することに成功しました。
解呪された里香は本来の優しい少女の姿を取り戻し、乙骨に感謝の言葉を告げて成仏していきました。
しかし、乙骨には外付けの術式となった「リカ」に里香の意志は存在し続けています。
「リカ」は乙骨の呪力供給源であり、戦闘においても強力な力を発揮します。
解呪された「里香」と外付けの術式「リカ」。
その存在は別物ですが、どちらも乙骨にとってかけがえのない存在であることに変わりはありません。
2-3. 里香は乙骨を救う？それとも共に…？
乙骨の死亡説が囁かれる中で、読者の間では「里香が乙骨を救うのではないか」という意見も出ています。
「リカ」として乙骨の中に存在する里香が、何らかの形で乙骨の危機を救う展開は十分に考えられるでしょう。
しかし一方で、乙骨が死亡し、あの世で里香と再会するという展開もまた、可能性としては否定できません。
2人の深い絆を考えると、どちらの結末も非常にエモーショナルであり、読者の心を揺さぶることは間違いないでしょう。
3. 乙骨憂太死亡説を裏付ける伏線！
乙骨憂太の死亡説は、単なる憶測ではありません。
作中には、彼の死を暗示するような伏線がいくつか散りばめられています。
3-1. 虎杖悠仁が主人公であるという事実
まず、忘れてはならないのが、『呪術廻戦』の主人公は虎杖悠仁であるということです。
物語は虎杖悠仁を中心に展開されており、乙骨はあくまで脇役の一人です。
そのため、虎杖悠仁が生きている状態で、乙骨が天寿を全うして里香と再会するハッピーエンドを迎えるとは考えにくいでしょう。
3-2. 乙骨死亡後の「ご都合主義」展開の可能性
また、仮に虎杖悠仁の死後に乙骨と里香の再会シーンが描かれたとしても、それは「ご都合主義」的な展開と言われてしまうかもしれません。
物語の整合性を保つためには、乙骨は虎杖悠仁よりも先に死んでいなければならないからです。
このような展開は、読者にとって納得のいくものではないでしょう。
3-3. 読者の予想を裏切る芥見下々先生の作風
そして、忘れてはならないのが、作者である芥見下々先生の作風です。
芥見下々先生は、読者の予想を裏切る展開を得意としています。
最終章ではそれが行き過ぎて逆張りと評されることもあります。
乙骨の死亡説がここまで広まっているということは、逆に彼が生き残る可能性も十分にあると言えるでしょう。
4. 乙骨憂太と里香の再会は「公園」で？
乙骨と里香の再会場所として、多くの読者が予想しているのが「公園」です。
乙骨にとって公園は、里香との思い出が詰まった特別な場所であり、再会の舞台としてこれほどふさわしい場所はありません。
4-1. 乙骨にとって特別な場所「公園」の重要性
乙骨と里香は、幼少期によく公園で遊んでいました。
2人にとって公園は、かけがえのない思い出が詰まった、かけがえのない場所です。
乙骨が里香と再会するとすれば、それはきっと公園なのでしょう。
読者もまた、2人が公園で再会するシーンを期待しているのではないでしょうか。
4-2. 空港での再会説…その可能性は？
一方で、空港での再会を予想する読者もいます。
五条が空港で思い出の仲間たちと再会し満足して死んでいきました。
また乙骨は海外で任務をこなしており、日本への帰国時には空港を利用していたはずです。
乙骨は死後、里香と本当の意味で結ばれることになり新婚旅行を想起させる空港へ赴くかもしれません。
4-3. 感動の再会？それとも悲しい別れ？
乙骨と里香の再会は、読者にとって大きな関心事の一つです。
2人が再会を果たした時、それは感動的なシーンになるのでしょうか、それとも悲しい別れになってしまうのでしょうか。
五条が死亡した時には、死亡シーンの詳細がなく突然空港シーンに切り替わったため賛否両論が巻き起こりました。
もし乙骨が死亡し里香と再会するシーンがくるならば芥見先生の漫画家としての実力、呪術廻戦の集大成を問われることになりそうです。
5. 乙骨憂太の死後、今後の展開予想！
乙骨憂太の死は呪術廻戦の展開を大きく変えることになるでしょう。
5-1. 旧主人公から新主人公へ本当のバトンタッチ
これまで虎杖は様々な活躍を見せてきましたが五条の存在や、旧主人公である乙骨の存在が偉大すぎてやや霞んでしまっていました。
しかし、五条も死に乙骨まで死亡するとなるといよいよ虎杖の真の主人公としての活躍が期待できます。
必然的に宿儺を倒すのは虎杖になり、もし羂索の夢であった日本人総呪霊が出現してもそれを倒すのは虎杖ということになります。
さらに人々から呪力が失われることなく呪術廻戦の世界が続くなら虎杖は最強の呪術師としてなくてはならない存在となるでしょう。
虎杖は多くの人々に影響を与え感謝される、まさに虎杖の目的通り死ぬ時は大勢の人に囲まれながら天寿を全うすることになるでしょう。
